診断名にあるとおり、不注意、多動・衝動によって特徴づけられます。症状の現れ方、程度には個人差があります。
- 気が散りやすい
- 聞いていないように見える
- よくなくす、忘れる
- じっとしていられない
- しゃべりすぎる、くい気味にしゃべる
- 待てない
- やりすぎる
- 優先順位がつけられない
- 片付けができない
などのようなことが起こります。成長とともに症状は変化することがあります。前頭葉の働きや神経伝達物質の異常などが示唆され治療に応用されています。
治療
薬物療法、精神療法、環境調整などが中心となります。薬物療法としては、ドパミン、ノルアドレナリンなどの不足している神経伝達物質を補うものが用いられます。「周囲の理解をはかる」ことや「具体的な支援や援助を利用する」といったことは自閉症スペクトラム障害の治療同様、効果的と思われます。