「こころの病気」には、一時的な障害や持続的な障害がありますが、大半が脳の機能障害によるものと考えられています。原因もさまざまで、過労や人間関係などの生活環境による心因性のものもあれば、内因性疾患と呼ばれるその人の素質的なものが原因となるものもあります。内因と心因とが複合的に原因となっている場合もあります。
「こころの病気」による患者さんの困りを取り除くため、治療を行います。お困りの症状の背景には脳の機能障害が存在することが多いため、薬を使った治療をお勧めすることもありますが、治療方針はご本人と相談の上で決定します。
また、こころの病気は適切な治療をすれば治癒にいたるものも多いのですが、数ヶ月程度の時間がかかるので見通しが立たず不安になる方もいるかと思います。治療中は随時、予想される経過についてご説明いたします。
以下、具体的なこころの病気のご説明です。